遠征終了

2週間に及んだ北米遠征もようやく終了です。

アメリカでもカナダでもたくさんの研究者と話をすることができ、大いに刺激を受けることができました。
今後も研究を通して世界とつながっていられるように、努力を続けて行きたいと改めて思いました。
日本に研究の足場を移して一年。いろいろと悩みは尽きませんが、かつての同僚たちと楽しい時間を過ごして、ちょっと気持ちがスッキリしました。

あと6時間後には飛行機の中。
現在、カルガリーは夜1時ですが、時差ボケ対策のため今日はオールナイターで行こうと思います。

フィラデルフィアへ

せっかくワシントンまで来たので（？）、フィラデルフィアにいるE先生を訪問してきました。
ワシントンDCのUnion StationからAmtrakに乗って2時間弱。アメリカではちょっと珍しい長距離列車の小旅行です。

フィラデルフィアの駅でE先生が出迎えてくれて、そのまま少し市内観光。
アメリカで最も歴史的に由緒ある史跡（？）の数々を見て、歴史に疎いなりに感激してしまいました。

美術館ではゴッホの向日葵をはじめ数々の名画をじっくりとみることができました。
きっと日本で特別展などをやったら、人だかりができてまともに見られないような作品をほぼ一人で独占状態。筆づかいがしっかり見える至近距離まで近づけるのもかなりの魅力です。
とても一日では見切れないような大きな美術館は必見です。
近くにはロダン美術館や現在移転工事中のバーンズコレクションなどがあり、美術素人でも名前くらいは聞いたことのある巨匠の作品が多数楽しめるようで、今回の短時間の訪問だけではかなりもったいなかったなと思ってしまいました。

市内観光の後はThomas Jefferson大学のE先生のラボにお邪魔して、研究の話をし、大いに勉強になりました。
なんだかんだでこの時間が最も楽しいと思ってしまうのは悲しい性です。

白熱するワシントン？

発表が無事終わりました！
予想していたよりもたくさんの人が発表を見に来てくれて、感謝。
熱い議論ができて、かなり充実した発表になったと思います。

議論が白熱したせいかどうかはわかりませんが、今日のワシントンの気温は華氏85度（摂氏29.5度）。
暑すぎです。

ここまで熱くなるとは予想していなかったので、適切な服がなくてちょっとだけピンチ。
カナダに行くために冬服ばかり持ってきたのが裏目に出てしまいました。　トホホ・・・

明日からはまた気温が下がるようなので、それに期待します。

シャットダウンは当面回避されたらしい

今朝のCNNのニュースによるとシャットダウンは当面（1週間）は大丈夫になったそうです。
これで僕のワシントン滞在中は心置きなく、楽しむことができます。
めでたし、めでたし。

シャットダウンだと!?

Experimental Biologyに参加するためにワシントンD.C.に来ています。

初ワシントンなので学会の空き時間にNIHやスミソニアンなどいろいろ見て回ろうと思っていたのですが、もしかしたらそれがかなわなくなるかもしれない事態に直面していることが、米国到着後に判明しました。

日本では東日本大震災関連のニュースばかり見ていて、ノーチェックだったのですが、アメリカの予算審議がもめていて、もし今夜の期限までにまとまらないと政府関連機関が閉鎖となるそうです。
その中にはNIHなどの研究機関だけでなく、スミソニアンなどの博物館も含まれるそう。
なんてタイミングの悪い。明日NIHの友達のところにお邪魔しようと思っていたのに。
このままでは外から眺めるだけになりそうです。

あと2時間の攻防とCNNなどのニュースでカウントダウンしています。
他人様の予算ですが、なんとかしてくれ～！と祈らずにはいられません。

今回の旅は出発前からなんとなく嫌な予感がしていました。
出発前夜には大きな余震があり旭川でも揺れていました。おかげで熟睡できずに出発。
ワシントンへの飛行機内ではCAが機内食をひっくり返して、僕のズボンがサラダまみれ（涙
その後の対応も最悪だったのでいやな気持でワシントンに乗り込んで、このニュース。
はぁ～、先が思いやられます。

気を取り直して、Tomorrow will be a good day!という気持ちで、これから寝ますzzz